序章

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『……成功か?』 『ここまで数多くの失敗がありましたがようやく……』 『これであやつらに一泡吹かせてやることが……』 『彼女に……ではなく?』 『そうともいうがな』 暗い淀んだ一室で二人の周りには人一人ほど入り、正面には透明の扉のようなものがある筒が並んでいた。 時折、どこからか流れてくる風で揺れた暗めの照明が筒を照らすが一向に中を伺い知ることはできなかった。
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