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「メイプル拘置所に強制送還させてもらった。」
「こっ…拘置所に!?」
驚いたのは少年だけではない。
その場にいた皆が氷ついた…
本来メイプル拘置所は、詐欺や無差別すぎて被害が半端でなくなってしまったPKにおいて、
歯止めが利かなくなった者のみに使われる。
無論教官に手を上げた、だけでは送られるはずもない。
「そんなっ!さっきの人はまだレベル機能さえもらっていない!つまり初心者にもなってない人なんですよ!?」
「黙れ。礼儀を知らん愚か者は悪に染まるだけだ。」
「しかし…」
「ここでは俺がルールだ…」
……………………
「わかったよ…そんなゆうなら帰ってやるよ!!」
少年は教官を睨み付け帰って行った。
それを見た人々も次々と帰る…
しかし帰らないものが三人いた…
私と金髪の少年、そして…赤い瞳をした少女。
その時なぜか…私は彼女を知っている気がした。
私がなんとなく彼女に近寄ろうとした瞬間。
「貴様ラァ!!」
教官の怒鳴り声が上がる。
「貴様ら…なぜ去らん…」
金髪の少年が前に出た
「俺はなぁ押すなって言われると押したくなるタイプなんでなぁ。」
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