第一章 発見、そして不思議。

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「メイプル拘置所に強制送還させてもらった。」 「こっ…拘置所に!?」 驚いたのは少年だけではない。 その場にいた皆が氷ついた… 本来メイプル拘置所は、詐欺や無差別すぎて被害が半端でなくなってしまったPKにおいて、 歯止めが利かなくなった者のみに使われる。 無論教官に手を上げた、だけでは送られるはずもない。 「そんなっ!さっきの人はまだレベル機能さえもらっていない!つまり初心者にもなってない人なんですよ!?」 「黙れ。礼儀を知らん愚か者は悪に染まるだけだ。」 「しかし…」 「ここでは俺がルールだ…」 …………………… 「わかったよ…そんなゆうなら帰ってやるよ!!」 少年は教官を睨み付け帰って行った。 それを見た人々も次々と帰る… しかし帰らないものが三人いた… 私と金髪の少年、そして…赤い瞳をした少女。 その時なぜか…私は彼女を知っている気がした。 私がなんとなく彼女に近寄ろうとした瞬間。 「貴様ラァ!!」 教官の怒鳴り声が上がる。 「貴様ら…なぜ去らん…」 金髪の少年が前に出た 「俺はなぁ押すなって言われると押したくなるタイプなんでなぁ。」
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