第一章 発見、そして不思議。

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しかしそこで赤い瞳の少女が動く。 「………………」 「おいおいあんたー、そんなデカいトビラ俺でも開けられねえって。」 「…我に従え、初めの心を持つトビラよ…」 「そんなことしたってトビラは…」 ギッ… 「おいおい…」 ギイイイイィィ… 「そんな…バカな…」 私は目を疑った、赤い瞳をした少女は手を触れずにトビラを開いた… 「あんたいったい…」 スタッ…スタッ… 「お…おい!」 赤い瞳の少女はトビラの奥に歩いて行った… 「…マジかよ。」 スッ… 「お…おいあんた。」 「行かないのか?ミルフィリオとやら。」 「…い…行きますよ!行ってやりますわ!」 タッタッタッ… ミルフィリオは走って行った。 「さて…行きますか。」 私は歩き出した。 まだ先が見えないトビラの奥へ。 キズクノハオソスギタノカモシレナイ。 「もう後ろが暗いから」 キズクノハハヤスギタノカモシレナイ。 「まだ先が見えないから」 さて… 行きますか。 2章に続く
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