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「ところで、君は?」
「オ───…僕は、今日編入してきた、鏡結城です」
「結城くん‥ね。ところで、それは伊達眼鏡?」
そう言って、柴咲馨は、オレの掛けている黒縁眼鏡をくいっくいっと引き寄せた。
「ちょッ!」
オレはびっくりして、止めさせようとしたのだが、時既に遅く、柴咲馨に伊達眼鏡を取られてしまった───…。
───…って、ヤバい!!
さっき思い出したんだけど、コイツKillersの副総長じゃねぇかっ!!ιι
「───…」
オレの素顔を見た柴咲馨は、目を見開いた。
だよなだよなιιだってオレ、此処らでは結構知られてるcrossの元総長だぞ!?ιι
「君───…。可愛いねv」
「はぁぁぁ?ιι」
柴咲馨の言った言葉は、オレが予想していたものとは全く違うものだった。
それどころか、か、可愛いッ?!
「うん。可愛いvV僕の前では、伊達眼鏡外してよ」
そう言って、柴咲馨はにっこりと笑った。
てか、見るところはそこなのか?!
「あ、あの、柴さ「馨」…」
「柴咲せんぱ「馨」‥ιι」
どうやらこの人は、下の名前で呼ばないと、しゃべらせてくれないらしい…ιι
「じゃあ、馨先輩。理事長室を教えてほしいんですけど…ιι」
「うーん…。まだ納得出来ないけど、苗字じゃないから許してあげる」
そう言って、馨はにっこりと笑いながら、オレを理事長室まで案内してくれた───…。
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