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何故?
こんなに静かなんだろう…
って思う程、
静まり返っていたような記憶がある
私たちは足音、物音をたてないように歩いた
その建物の中に入る勇気など私達には無くて
建物の周りをグルっと一周して…
幽霊らしき者とは出会わずに終わりかぁ~と
少し皆の緊張が解けて
車に乗り込む時は笑顔になってた
車に乗って
やっぱり霊感が強くないと見れないんじゃない?
この中で霊感ある人って居ないんじゃない?
緊張した分、解放された安堵感が皆をハイテンションにさせていた
ふと
気付くとエンジンを掛けておいた車が
止まってて
あれ?
おかしいね?
車、壊れたんじゃない?
って…馬鹿にして…
何気に
後ろに座っていた私はルームミラーを見たら
真っ暗の中に白いモヤが見える…
こんな時期に霧?
隣の翔子に
なんか霧が出て来たみたいだね
後ろを見て
と
言うと
前に乗っている二人もサイドミラーを見る
翔子が…
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