第1話…

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何故? こんなに静かなんだろう… って思う程、 静まり返っていたような記憶がある 私たちは足音、物音をたてないように歩いた その建物の中に入る勇気など私達には無くて 建物の周りをグルっと一周して… 幽霊らしき者とは出会わずに終わりかぁ~と 少し皆の緊張が解けて 車に乗り込む時は笑顔になってた 車に乗って やっぱり霊感が強くないと見れないんじゃない? この中で霊感ある人って居ないんじゃない? 緊張した分、解放された安堵感が皆をハイテンションにさせていた ふと 気付くとエンジンを掛けておいた車が 止まってて あれ? おかしいね? 車、壊れたんじゃない? って…馬鹿にして… 何気に 後ろに座っていた私はルームミラーを見たら 真っ暗の中に白いモヤが見える… こんな時期に霧? 隣の翔子に なんか霧が出て来たみたいだね 後ろを見て と 言うと 前に乗っている二人もサイドミラーを見る 翔子が…
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