第6話…

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海に浮いてたらしい。 海に浮いていた母親は 親戚も親、兄弟も見れないほど 凄い痛々しい姿だった Β子は悲しくなかった 心のどこかでこうなる予感はあったのだろう… 部屋に籠もる母親 夜中に奇声を上げる母親… もう…母親の事でイジメられるのは嫌だ… ただ 母親が死んだ実感が なかなか湧いてこない 涙が出なかった 母親が入水自殺した事で 父親が 急に変わった 酒を辞めた 女遊びも辞めた… 母親がとりついた?? 急に人格が変わり Β子を<さん>付けで呼ぶようになり 祖父母にも 優しい対応をする 仕事も毎日休まずにする… 後々になって気付くが… 以前、 父親の愛人らしき女性が 入水自殺をしたのを 父親は気にしているらしい… 父親は毎日 母親の仏壇に お経をあげる… 朝、30分も… 父親の変わり様は 祖父母も親戚も 驚いて Β子の母親が死んだのは自分のせいだと 後追いしないように 気を付けて見ていたらしい…
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