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見たくない夢程…
見る…
私は何かに追われる夢を見た
夢から逃れるように目を覚まして
隣で寝ている翔子を見ると…
うなされている
私は
翔子を揺り起こした
私たちは
朝まで起きて友達の話や親の話を続けた
朝、
敏雅が翔子を迎えに来た
私も一緒に
敏雅の友達(勝巳)の家に行った
夏休みだから
7、8人集まっていた
本当は
最初は皆で
10人位で心霊スポットツアーの予定だった
けど
余り大勢で行くと恐怖感も無いので4人になった
昨夜の話を聞きたがる人に
敏雅は話をした
私と翔子は口に出すのも恐くて嫌だった
話を終えると
勝巳が
『そこって昔、ラブホだったらしいじゃん?
で、別れ話しの末に揉めて男が女の首を絞めた…
それから出るみたいで…
そのラブホも客が減って潰れたんだけど
廃墟なのは
壊すと祟りがあるかも知れないって地元の人が言ってるからだって
だから…あのまま…
って先輩が言ってたよ』
私が生まれる前の事みたいだけど
当時
殺人事件など少ない海辺の町で有名な事件だったらしい…
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