短編

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『じゃ、母さん。オレ、仕事に 行ってくるけど……良守、大丈夫?』 バタバタと まだ、幼い良守が寝ている部屋を 台所と行き来している修史を 横目に 正守が守美子に 話し掛ける。 『そうねぇ、いくら 異能者だとはいぇ、まだ 2歳の幼い身体だから もしかしたら、もたないかも……もし、正守が 仕事中に良守が もたなくなったら 式神 送るから…』 良守の状態を 心配そうに話している守美子は 一息つくと 正守を見る。
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