短編

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2時36分 2歳の幼児の身体に 対しては 高熱を出した良守… 普段の我が子からは 考えられないほどの 荒い息を 寝ながらも 肩を揺らしながらしている様子を 守美子は 正守を送り出したときと 同じような心配した顔で 見つめている。 一応、良守も 墨村家の跡取り息子の異能者だ。 一般の幼児とは 違い 身体は 強い方… 少し高い 高熱で 病院…っとまでは 行かないが かなり 苦しそうである。 『………良守……』 守美子の口から 小さく良守の名が出る。
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