短編

6/15
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
『…守美子…』 不意に 繁守が 守美子を呼ぶ。 『…父さん………あなた…』 名前を 呼ばれたコトで 守美子が 振り返ると そこには 襖越しに 繁守と修史が 立っていた。 『守美子…大丈夫か…?』 眉を ハの字にしている修史を 横に 繁守が口を開く。 『…ぅん。私は…』 自分のコトより 息子のことを 心配する守美子は やはり母親なのだ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!