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暁もクロスも その場から動けなかった。
何しろ 今までしている事が 乗り物の運転くらいしか思い浮かばなかった友人 しかも女性が たった今 厚さ30cmの鋼鉄の扉を蹴り二発で 破壊したのだから。
暁「…お前、何者だよ?」
イレブン「んー。凄く小さい頃から護身用だって父さんに格闘法 教えてもらってたの。黙っててゴメンね~。」
クロス「ゴメンね~じゃねぇよ!本気でビビったじゃねぇか!」
クロスの顔はすっかり蒼白だ。
イレブンは相変わらず 人懐っこい笑顔を向けている。
暁「と、とりあえず行こうよ。中の様子も知りたいし。」
クロス「あぁ、そうだな。まだ違和感がする。ドアの事もあるし。」
イレブン「そうだね。何も無いっていうのはおかしいし…。」
三人は歩き出した。
謎の影が闊歩する高校の中へ…。
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