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4月某日、俺はとうとう退屈な東北の田舎町を抜け出し、あこがれの悪魔の住む大帝国へと降り立った。
ここには見たこともねーよーな、あぶねー兄ちゃんとか、わいいねーちゃんがうじゃうじゃいるぜ、うじゃうじゃっていうか、毎日がお祭りみてーな騒ぎだ。
こんな人込みはお祭りの縁日しか見たことねー!
すげーぜ!
高層ビルやハイカラな食い物屋、服屋がひしめきあっている。 どこからはいっていいか迷うぜ!
ひゃっほい🎵🎵
なにかこんな町並みを歩いているだけで、もう自分がこの町の住人になったようだ!
うーん、小腹がへった。
とりあえずどこにはいっていーかわかんねーから、よく知っているハンバーガーショップに入る、おれはハンバーガーが大好物さ!
あのジューシーで脂ぎったバカでけーやつをむさぼりつくのさ!
いやっほい🎵
「えーと、ビック○○○と照り焼きばーがー、あと水ください!」
いつもの注文をする。
あのちっちぇー紙コップに入ったコーラが200円くらいするのがばかばかしいから、あえてたのまず、いつも俺は水をたのむ。
受け取った商品をもって窓際の席へ。
町行く人々を眺めながら、物にかぶりつく!
うまい・・・🎵🎵🎵🎵
どこにいっても変わらぬ味・・・。
といってもワシの産まれた町にはそんなハイカラなバーガーショップなんてもんはなく、そんなにしょっちゅ気が向いたときに食えるような代物ではなかった。
店内には高校生とかがくだらねーはなしをしながらハンバーガーを食っている。
学校帰りにハンバーガー・・・。
憧れたシーンだ・・・。
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