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僕達はとある小さい村について。
ここはどこなのか、まったく検討がつかない。
ただ僕がいまわかることは、もう後には引けないってこと…
街の外れの小高い丘に、一軒小さい酒場があった。
マクセルは、酒場の入り口に手をかけ、ゆっくりと戸を引いた。
中にはヒゲのはえたおじいさんがカウンターの内側に立っていた。
おじいさんはこちらに気付いたようだ。
「おう!マクセルか。今日はどうしたんだ?」
「ビルよ。実は地下室を借りたいのだが。大丈夫か?」
「もしや…その子をデビルにするのか?」
(…!?なにそれ?そんな話聞いてないって!!)
「そうだ。だから地下室で儀式を行い、戦闘技術を…」
「ちょ、ちょっと待ってよ!悪魔なんかなりたくないよ!!」
「では、妹は助けられないな」
「それは困る…。ちょっと考えさせてよ。」
「わかった。だが明日の日没までに決めてもらうからな」
(……僕はどうしたらいいんだ)
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