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「……あ!」 そう突然思いたった警官はわたしを舐めるように見た。 「さ……つきちゃん?」 何がどうしてわたしの名前が分かったのか。 それを言ってすぐに出て行った警官を待つ。 逃げようと思ったけど鍵がかかってて無理だったから取りあえず待ってた。 小さい窓から淡い光が差し込んで綺麗だなと暢気に思った。 そんな時間をぶち壊すようにさっきの警官が戻ってきた。 一枚の紙を握りしめて。
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