最悪の夜。

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その日、バイトを体調が悪いと嘘をついて(実際に気分は最悪で顔色も悪かったらしい)早めに上がらせてもらうと その足で向かった先は、行きつけのバー。 「あら、透ちゃんいらっしゃい」 おカマ掛かった口調のマスターが久し振りに顔を覗かせた透に笑顔を返してくれる。 店には数人の客。 そのうち一人は何度か身体を重ねた事のある名前しか知らない人物。  
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