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道路の右側に泥で汚れた看板が太陽の日差しで色褪せていた。
バーベキューなら此処へ☆
「知ってたか??あの看板のバーベキュー屋は殺人一家なんだってよ」
猛暑の中一台、一本道路を走る車の中でエルフが話しだした。
運転しているマークがバカ笑いしながらラジオを回していた。
「ははは、誰が言ったんだよ」
「マジ話だぜ、俺のお婆が唯一の生存者だった」
エルフは真剣な顔をして隣に座っているジェナを見た。
「あなたのお婆さんが殺人一家に会ったのはいつなの」
助手席に座っているクレアが振り向いて言った。
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