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ズンチズンズチ‼
ズンチズンズチ‼
今日も100エーカーの森のはずれの洞窟では軽快なボイパとギターの音が響いています。
ガングロギャル男と117歳弱のおばあさんが元気にセッションしています。
よしあきと美嘉です。
よしあきが鬼退治に行くとか痛い宣言してから3年が経過していました。
美嘉は相変わらず病気一つ無く健康です。
強いて言うなら未だにジャニーズの追っ掛けな事が病気です。
よしあきは今、新たなバイトをしています。
去年に遡ります。
よしあきは街に行って3日戻らない時があったのです。
美嘉は心配していました。
「今よしあきが帰って来たら……スイカ独り占め出来ないじゃん‼」
いつ帰って来るかと心配していました。
美嘉がスイカ2玉を食べ終えた時、よしあきが帰って来ました。
「オレ、バイト見つけたよ‼」よしあきは美嘉が捨てようとしたスイカの皮を食べ始めました。
「どんなバイトだい?」
美嘉は若干引いています。
よしあきは食べる手を止め、美嘉を見ました。
「カブト虫」
美嘉は空を見上げました。
眩しく晴れた空に雲が一つ浮かんでいます。
それと並行してブタさんも飛んでいます。
「今日もいい天気ね……」
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