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「この世界を作ったの…」
ますます弱々しい声になっていく。
「は…や、やみ…」
声が聞こえなくなってしまった。
俺は動揺した。
動揺のあまにり歩くのをやめた。
そしてふと振り返ってみた。すると光りの扉がある。
「あ、あれ?」
光りの扉がふたつ??さっきまで歩いてきた道の先に光りの扉が見える。だがさっきまで目指していた光りの扉もある。
俺はふと思った。
「闇の者!!」
どっちが本物なんだ…こうなってしまうと、どっちが本物なのか分からない。
俺は今きた道を戻っていつの間にかあった光りの扉に向かって歩く事にした。
とにかくどっちが本物なのか確かめなければ。
扉にどんどんと近付いていく。いつの間にか現れていた光りの扉まではそぅは距離はないようだ。そして光りの扉まであと5メ-トルほどの距離まできたときだった。
「あれ?誰かいる」
光りの扉の前に二人誰かが立っているのが見えた。
そして俺はさらに近付いていく。
「そんな…まさか!!」
そこに立っていたのは父と母だった。
俺は幼い頃に両親を事故で亡くしていた。それから俺はお婆ちゃんに育てられたのだ。
…そう言えば天国から俺を助けに来る者がいるって言ってたのを思いだした。それなら父と母がいるのも納得がいく。
俺はさらに光りの扉に近付き、二人の前まできた。
二人はニッコリと笑いこちらを見ている。
なんて声をかけたらいいんだ…。
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