2/6
前へ
/56ページ
次へ
真実は、携帯を握りしめたまま眠りこけていた。 その呑気な寝顔に一瞬ひるんだが、次の瞬間には計画を開始した。 まず、自身の体積を増やしていく。そして、増えた部分を体から切り離す。 その部分に、[水ニナレ]と命令を飛ばした。 部分は、従順なものだった。水になったそれを、真実のパソコンの中にかけ込ませた。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加