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「ぎゃぁあああああああああああっ!!!!」
朝の慌ただしくも落ち着きのある空気に悲鳴‥‥にしては可愛げの無い絶叫が響く
ばさっ
どかばっだん
最初の鈍い音を境目に絶叫が途切れまた二度程痛々しい鈍い音が続く
その全ての音の元凶はびくともしない
辺りにしばしの元の静寂が訪れる
がさがさ
落下地点の茂みで何かが動き出す
茂みからひょこっと顔を出したのは幼げな少女
少女が落ちてきた軌跡を辿ると一軒家に開いた窓がある。
恐らくあそこから落ちたのだろう
窓から落ちるときに引っかかったのであろうカバンが落ちてきて、見事後頭部にHit
少女はクラクラしながらも学校へ足を向けて歩き出した。
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