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「だよね。私もびっくりしちゃった。」
二人はそんな会話をしながら教室へと向かった。
教室につくとHRが始まり、担任が何やら話をしている。
那柚はその声を遠くに聞きながら、ボーッと窓の外を眺めていた。
今にも泣き出しそうな雲が広がり、空を灰色に染めている。
どれくらいの時間だったかわからないが
「はい!今日はここまでだ!」
という担任の声にハッと顔をあげた。
いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
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