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「曹操さんたちが居た国とは別の場所で、1800年後の世界ですよ!」
その三谷恒星の言葉を聞いた曹操を含めて10人の武将たちは、急に今井川光我たちの3人を中心に集まり出し、ザワザワと話し声が絶えない。
――うわっ!急に三国時代の武将らしき人たちが集まって来ちゃったよー……
今井川光我はそう心の中心部分で思い、後の2人も同じ事を思っているような気がする。
「今の言葉は本当か?」
「この者たちの言っている言葉は多分本当だろうな……孫堅殿」
低く太い声で孫堅という男に曹操は、コンクリートの壁に寄っ掛かりながら言う。
「まずいことに巻き込まれちゃたな……あの白い光のせいで1800年後の世界に来てしまったのかよ~」
劉備という男は右肩を動かしながら堂々とした声で言う。
「とりあえずこの国についての情報を探る事が先決だね……」
「そうだね孫策!まあ、この世界で生きてれば何とかなるさ!」
周渝は孫策の右肩を軽く叩きながら言っている。
――やばい!この流れからすると俺たち3人の家に絶対泊まる気だな……この場所から早く逃げなきゃ!
三谷恒星は心の中の直ぐそばで思い、武将たちが集まっている場所から見つからないように逃げ出そうとする。
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