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なんか、言ってる。
「名前は?住所は?電話は?」
うるさい。
寝かせてください、お願いです。
「もうすぐ!今、呼んでもらったから。頑張れ!」
ね~か~せ~ろ~!
で、何を頑張るの?
自分の体が、浮いた。
その前に体の下になんか固いの入れられて。
あんまり寝心地は、よくありません。
「あの~……」
よく判らないけど、近くにいたおじさんに声をかけた。
「なに?なに?」
「090……です。(多分当時は090じゃなかったかも。忘れた。)」
と、彼氏の携帯番号を言う。
いつも、メモリでかけてたから憶えてるはずないのに。
何故か、すらすら番号を言えた。
じゃ、おやすみなさい。
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