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その夜、俺は部屋で一人で悶々としていた。
『御主人様♪お風呂沸きましたよ♪』
『ありがとう。でも先に入ってくれ。』
メイドとはいうものの、俺にとっては客に接する感じだからなぁ。
『御主人様より先に入るなんてぇ♪メイドとしてダメですぅ♪』
『じゃあ命令ってことで、先に入ってくれ!』
『わかりましたぁ♪』
と言う訳で、現在風呂にはユイが入っている。
(*´д`*)ハァハァ
まずいな俺…
さっき着替えを見損ねた俺は壊れかけていた。
さすがに人としてやばいだろ…
だが、俺の足は意思とは無関係に風呂場へ向かっていた。
「タオルここに…」
口実にタオルを持って行った俺と、ちょうど風呂から上がったユイが鉢合わせしてしまったのだ。
あぁ、さようなら俺の人生。
お父さん、お母さん私は覗きの罪で捕まります。
そう思った時
「もぉ~♪御主人様のえっちぃ~♪」
そしてタオルを俺の手から取ると体を隠した。
「え?怒らないの?」
年頃の女の子が怒らないはずはない。
しかし
「別にワザと覗いた訳じゃないですしぃ♪」
ユイはあれを事故と思ったらしい。
なんと言うか、すごく鈍感だな。
その後、俺は罪悪感からベットをユイに譲り床で寝た。
一緒に寝ようと言われたが、それこそ犯罪者になってしまからな。
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