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「もしかして昨日連れてたメイド服の子か?」
智也まで乗ってきやがった。
「ユイちゃん?メイド服?詳しく聞きたいなぁ♪」
真希ちゃんは興味津々といった感じだ。
さぁ、どうすんの俺?
「実はこいつ、昨日メイド服着た女の子を家に連れて帰ってたんだ。」
くそぉ、智也の野郎!
圭太といい、智也といい、こいつ等楽しんでやがる…
「拓也君て、そういう趣味あったんだぁ♪類は友を呼ぶだね♪」
ちょ…
真希ちゃんに妙な趣味のある奴だと思われてしまったじゃないか…
あぁ、もうどうでもよくなってきた。
「昨日メイドカフェに圭太と行ったときにちょっとね。」
開き直って俺は言った。
「メイドカフェとか行ったんだぁ♪」
しゃべり方は普通だったが、なぜか真希ちゃんに距離を取られた感じがした。
現状悪化だ…
開き直るんじゃなかったな…
俺は後悔し続けた。
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