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俺はユイの作った飯を食べながら考えていた。
さっきまで何を聞こうとしてたのだろう?
「御主人様♪今日の料理はお口にあいましたか?」
「うん。美味しいよ。ところで…」
「はい?」
「その、御主人様って呼ぶのはどうかと思うんだけど。」
俺としては嬉しいが、さすがに世間体が気になるからな。
「そうでしょうか?でも、そうおっしゃるなら拓也様♪」
やはり様は付くのか…
「いや、やっぱりそのままでいいや。」
「はい♪御主人様♪」
どっちにしても様が付くなら、御主人様と呼ばれた方が萌えるからな。
俺は食べ終わるとすぐに風呂に入りたくなった。
「じゃあ、お風呂に入ってくるよ。」
「食後すぐの入浴は御身体に悪いですよ♪」
そうなの?
「別にいいや。」
そして俺は風呂へ入った。
すると
カラカラカラ!
突然ドアが開いてバスタオル姿のユイが現れた。
「お背中お流ししますね♪」
ちょっと待て!
また俺の妄想か?
いや、今回は妄想でも何でもない現実だ。
俺はただ言われるがままに背中を流してもらった。
「それでは御主人様♪もう一度よく暖まってから出てきて下さいね♪」
そう言ってユイは出ていった。
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