36人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
朝目が覚めると、昨日と同じ様にユイが朝飯を作っていた。
「やっぱり良いよなぁ。」
…と、喜んでちゃダメだな。
いつも通りみんなと弁当を買って食べるために、昼飯は作らなくていいと言わなければな。
ありがたいが、やっぱり俺だけ違うのは嫌だからな。
「あ、御主人様♪おはようございます♪」
「おはよう。ところでユイ、昼飯なんだけど…」
そこまで言うと
「今日もお作りして、鞄に入れておきましたよ♪」
ゔ…
先に言うなんてズルいじゃないか…
しかも、あんな嬉しそうに。
今日はあきらめて、また明日言うかな。
飯を食べ終わり、俺は昨日と同じ様にユイの作った弁当を持って学校へ向かった。
「行ってらっしゃいませ御主人様♪」
でも、やっぱりこのセリフはたまらないなぁ♪
俺が学校に着くなり、みんなそろって俺に声をかけてきた。
「よう。あと1週間にせまってきたなぁ…」
はて?
圭太が何を言ってるのかわからなかった。
「私ちょっと今回は心配な科目多いんだよねぇ。」
真希ちゃんの一言で思い出した。
後一週間で試験があり、それが終わると長い夏休みだ。
…って、勉強全くしてね~!
やっべ~!
最初のコメントを投稿しよう!