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いつも試験は一夜漬けでなんと乗り切っていた俺だが、今回は少し訳が違う。
試験範囲が限り無く広いからだ。
「まいったなぁ…」
今日から初めても、間に合うかどうか。
すると真希ちゃんが
「一人でやるより、皆でやらない?」
と提案してきたのだ。
俺も圭太も賛成したが、智也は他にやる事があるとかで一緒にはやらない事に決まった。
「それじゃ~、どこでやろっか?」
真希ちゃんよ、提案する前に場所くらい決めとこうよ…
「真希ちゃんの家とかどう?」
俺の下心が全快の答えをしてみた。
「そういうのは、普通自分の家から言うものじゃなぁい?」
ちょっとスネる真希ちゃん。
「いや、だって俺の家狭すぎるし。」
「あぁ~、例のメイドさんとの愛の巣を荒らされたくないんだね♪納得♪納得♪」
ゔ…
顔は笑ってるけど、ものすごいオーラが出てるよ~。
でも、真希ちゃんの家も無理となったらやっぱり圭太の家か。
「じゃあ圭太…」
「無理だな!」
こいつ…
いつも、いつも人の言葉を先読みしやがって!
早くも勉強会は断念か?
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