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それだけは断じて阻止しなければ!
俺の内なる者が、そう訴えかけた。
「じゃあどこかのファミレスとかでいいんじゃない?」
ありきたりだが妥当なところだろう。
「じゃあ決定♪」
こうして俺たちは、大学の側にあるファミレスへ向かった。
「いらっしゃいませ♪御主人様♪」
…
…
…?
御主人様?
えっと、ここってメイドカフェに変わったのか?
しかし、後から入ってくる客に対して御主人様という言葉はない。
俺の聞き間違いかな。
そう思い、オーダーのため店員を呼ぶと。
「ご注文はお決まりでしょうか?御主人様♪」
あ…
「ユ、ユイ…!?」
「ユイちゃんっ!」
なんだ?
どうなっているんだ?
なぜか近所のファミレスでユイが働いていたのだ。
「知り合い?」
驚いている俺たちに、不思議そうな顔をする真希ちゃん。
「いや、なんというか…、家にいるメイドなんだけど…ハハハ。」
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