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状況が全く飲み込めない俺は、とにかくユイに聞いてみることにした。
「えと、ここで何してるの?」
「アルバイトですぅ♪」
いや、それは見たらわかるから…
「そういう事じゃなくて、なんでバイトしてるのかなぁって…」
「御主人様が出掛けている間、ずっと家にいるのもなんですので♪」
まあ、確かにそうだよな。
あんまり相手してやれてないから、少し寂しかったのかもな。
「でも、何でメイドカフェじゃなくて普通のファミレスなんだ?」
「私の御主人様は、あなただけですので♪」
こいつ、かわいい事言ってくれるなぁ~☆
と喜んでいるとき、まるで無○転生に目覚めたケンシ○ウの様な視線が俺に向けられていた。
「あの~♪2人の世界に入ってるとこ悪いんだけど、私達がここに何をしにきたか覚えてるかなぁ♪」
こ、怖すぎる…
今、目を合わせたら殺気だけで俺は死ぬな。
「ハ、ハイ。ワタシタチハ、シケンベンキョウシニキマシタ。」
あまりの恐怖に俺はカタコトの日本語しか出てこなかった。
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