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たしかに俺も多少興味はあったが、行こうとまでは思わなかったのだが。
「なんでまた急にメイドカフェなんだ?」
と訪ねてみると、思いもよらない答えが返ってきた。
「前に俺が通学で乗ってる電車に可愛い娘がいるって言ったよな?その娘が昨日メイドカフェに入っていくのを見たんだ!」
おい、それはまずいんじゃないか?
それはお前、ほとんどストーカーとしか思えないぞ。
とツッコミたかったが、出来るだけ冷静に答えた。
「で、どうして俺が一緒に行かなきゃならんのだ?」
すると圭太は
「頼むよ。一人じゃ恥ずかしくてとても入れないんだ。」
たしかにその気持ちは分らんでもないが…
そう迷っていると
「俺のオゴリでいいからさぁ。」
この一言で俺は即答した。
「どこに集合だ?」
なんとも単純だと笑われそうだ。
「じゃあ駅で待ってるぜ!」
こうして俺のメイドカフェ初体験は始まるのだった。
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