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美由紀『んー忘れてしまった』
そういうと寝室へと行ってしまった。
梨華・花火[絶対わざとや…]
二人は思いを心にとどませる事にしたのだ。
花火『じゃぁそろそろ帰るで、梨華さんあんがとまた明日ね』
梨華『うん。気をつけてなっ!』
別れ際に梨華は花火にそっと口づけをした。
花火『!!!』
梨華『またねっ』
恥ずかしかったのかドアをバタンと閉めカギをかわれてしまった。
花火『………へへ……』
怪しい笑いを浮かべ花火は家路へと急ぐ。
-
そして。決戦の夜を迎えた。
死天王から選ばれたのは、トップだった美由紀である。花火は惜しくも2位だった。
続くは、結衣、裕美、梨華、和宏(ママチャリ)の順番だった。
早紀は病院で療養中のため選考外になってしまったのだが。
七曲がりに入る前の大きな駐車場で、拓海率いる、銀狼。
美由紀率いる死天王が火花を散らしていた。
拓海『集まったか。そっちは誰がでる?』
美由紀『アタシだ』
一歩前に出て拓海にガンを飛ばす。
拓海『夏野は出ないのか?』
美由紀『ああ』
拓海『つまらんな、だったら2対2はどうだ?美由紀、お前には怪我させたくねぇから』
美由紀『勝手にしな』
内心、拓海の言葉にドキッとしてしまった美由紀は、照れ隠しにツンと答えた。
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