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チュンチュンチュン…
新年の新しい朝がきた。
拓也もいつも通りに朝を迎えたはずだった…
「…ん( -_・)?」
いつもと景色が違う
いつも通り自分の部屋で、自分のベッドで寝たはずなのに…
(なんだここ?
…病院?)
そこは真っ白な飾り気のない部屋だ。
気がつくとまるで病室のような部屋に拓也は寝かされていたのだ。
(なんだよこれ…
つ~か、オレの手を握ってるのは誰だ?)
ベッドの横には、うつむき涙を流している女性がいた。
その女性がしっかりと拓也の手を握っていたのだ。
「うぅっ…たかしぃ…
なんで置いていっちゃったのよ……😢」
すすり泣く声、まるでドラマのワンシーンのようだった。
……って、オレはたかしじゃねぇよ‼
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