序章

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序章

そこは地球とは別の世界。人間以外にも様々な種族が生活している。この世界はイゾルデという名前で呼ばれている。 このイゾルデは多種多民族の知的生命体(人間のようなもの)が住んでいる為、争いが絶える事がなかった。それもそのはずである。ここで我々が住む地球を思い出して欲しい。我々人間は、肌の色が違う、信仰している神が違うといった些細な事で、散々戦争をしてきた。いわば民族が違うという理由でだ。イゾルデは民族だけでなく「種」つまり根本的に違う種族と住んでいるのである。それも二種類三種類の話ではないのだ。争いが絶えないのも頷ける話しである。ただ勘違いしないで欲しいのは、年がら年中戦争しているわけではないという事だ。私の言う争いが絶えないというのは、戦争が終結しないという事である。つまり終戦がない状態であって、休戦停戦がないわけではない。そう例えるなら、中国三国志の三国時代のような状態である。この事を頭に入れていてほしい。
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