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何をしていても助けてと叫び続ける僕がいる
なにから逃れたいのかもわからないまま
助けてと叫び続ける
ゆらゆらとゆらぐ煙を見ながら
ゆっくりと煙を自分に取り込む
そしてゆっくりと吐き出す
心の痛みも吐き出せればどんなにいいか
くだらないことを想って
また僕は煙を取り込む
助けてと再び叫ぶ自分に気づく
どうしたらいいのかもわからないまま
助けてと叫び続ける
手を差し伸べられた
手を伸ばしかけて
止まる
この手をとっても
それは僕が欲しがったものじゃない
きっとまた助けてと
叫ぶ自分がいる
こんなことばかり素直な自分
ため息を一つもらして
その手を丁寧に断る
相変わらず助けてと叫ぶ
でもやっと気づく
それは僕が僕に向けたもの
自分に自分が助けを求めていた
自分の叫びに
やっと僕は手を伸ばす
ずっと手を伸ばし叫び続けていた自分
やっと欲しかった手を差し伸べられて
やっと僕は叫ぶことを止める
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