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    何度も何度も夢に見る  自分より少し大人びた自分     その後に必ず見る  研究所みたいな場所での夢     なんなのか、わからないけど   怖かった         規則正しい電子音 それが朝だと自分に伝えてくる、うざったさに駆られるも起き上がり顔を洗い制服を着て部屋を出た。     「眠みぃ…、んー…あっ…兄ちゃんどうした?」   ドアを開けたと共にまだ水都ではない真一郎が笑みながら月に手を差し伸べ乱雑に頭を撫でる、慣れた事だがやはり嬉しい事は嬉しくて笑みを浮かべながら撫でを受け取った。   「良かったなー転校出来るか不安だったが兄ちゃんは嬉しいぞー!」   「大袈裟だって兄ちゃん、俺何もしてないしさ?」     「そうだな?んじゃ先に学校行っとけ」   「あいよっ!んじゃーなっ!」     一通りのスキンシップと挨拶を終えれば真一郎は月の額に人差し指を当て軽く押して学校へ行くように促す 時間を見てくれたのだろう、そういう所が優しいのだ 嬉しげに笑いながら学校へ小走りで向かう、だがふとした瞬間気が遠くなり意識を飛ばした。    
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