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  気付いたら学校 自己紹介をしろと促されていた、何もわからないまま頷くと自己紹介をする、心なしか頬を赤くしてこちらを見てる男子が多いのは気のせいだろうか。   「はじめまして名前は月です、出身はわかりません…親代わりを真一郎さんがしてくれています、まだまだわかりませんがよろしくお願いします。」     一通り紹介して、席は髪の青い子の隣 金髪の子と桃色の髪の子が近づいてくるのが視界に入った やがて自分の前を塞ぐ   「月君!久しぶり!」   「戻ってきてたんだな?」   「良かった…また一緒に遊べたらいいね」     記憶を辿っても覚えが無い、自分の記憶は雨の日ゴミ捨て場にいた俺を兄ちゃんが拾ってきてくれた日からしかない その前は全く記憶がないのだから対応のしようもなく告げる     「ごめん、俺子供の頃の記憶ねぇんだよ 思い出したいんだけどな。」   そうすると皆が目を見開きながら自分を見てきた、なんか悲しくなり視線をそらしてしまうのは何故か知らないのに皆の瞳に覚えがあって怖かった   「そっか、ならしょうがないよな?自己紹介、俺は羽柴空」   「僕は本城祭だよ」   「藤守直、よろしくね」   桃色の髪の直と言う人は驚くほど自分に似ていた。 だが数分後空の様子が変わり夜になっている、何故か月は恐怖心を煽られ後退ってしまう   「っ…嫌だ…嫌だァァァァ!!!!!」     直と祭は驚いているが気にしていられない 頭を振りながら夜を否定する、逃げ出すも目の前は壁、逃げ場はない。   「久しぶりだな、月」   「お前なんか知らない!来んな!」   本当に知らないのに何故か体が震えている 夜は笑いながら月に囁いた   「冷てぇな…まあいい…真実を教えてやるよ、なあ?夕」   そう話し掛けられると何故か解離感を感じた、自分が客観的になりながらも話している 自分より低い声で、自分が話している? そして夜が口を開けば厭な笑みを浮かべて衝撃な言葉を告げた   「お前はな…………」  
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