†家出†

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ある日のコト… 伯母『あんた、バイトでもしなさいよ。』 『え…?なんで…』 伯母『全く…なんで?じゃないよ。あんたを育てんのにどれだけ金がかかってると思ってんだい。』 『…でも、父さんと母さんが俺に残してくれたお金があるでしょ……?』 伯母『ぁあ?そんなもん足りてないんだよ。全く姉さんたらしっかりしてほしいもんだね。』 『!!!母さんは何も悪くないだろ!?お金がないのは伯母さん達が無駄遣いするからじゃないか!!』 伯母『!!なんだい!世話になっといて。口答えする気かい!!?そんなに嫌なら家から出てけ!』 『………ってやるよ。……………出てってやるよ。こんな家!!こんなとこにいるくらいなら死んだ方がましだ!!』 俺は部屋へ戻り、 必需品を鞄に詰めて 両親からのお金の 三分の一が入った通帳を持って 部屋を出た。 『お世話になりました。』 バタンッ!! 無意識に怒りがこもってたのか 普通に閉めたつもりの扉が 鉄で出来ているかのような 重たい音がした。 これからの俺を 表すかのように………。
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