魔王配下の勘違い

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「なぜだ!?人間と戦争をしようというのか!?」 ある者が大臣に慌てて聞いた。 大臣は答えた。 「違う。戦争をしようとしているのは人間のほうだ」 ????????? 一体なにがどうなればそうなるのだろうか? 「どういうことだ?」 理解できないという顔である者が尋ねた。 大臣は落ち着いた口調で答えた。 「魔王はこのところダリオ殿の城と頻繁に連絡をとっていた。 それは、おそらくダリオ殿の城が他の国に攻められそうになり、 魔王に救援を求めたのだ。 魔王が手下を使わないのは、敵が攻めてきて、 手下を準備する時間もないということだ! 急げ! 魔王をお助けをするのだ!」 こうして、魔王軍はダリオの城へと向かった。 届いた手紙を読めば、勘違いに気付いただろうが リデルからの手紙は読まれることはなかった。 __________ 勘違いカウンター 2⃣|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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