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「夜遅くにすまないな。リデル。」
お父様、王ダリオはそう言うと部屋に入った。
「何のようかしら?お父様」
とりあえず聞いたものの、ほぼ確信していた。
王様が娘の部屋に来る。
こんなときは大抵同じ用件だ。
「もうすぐ大人になるというのに城に閉じ込めっぱなしで悪いなぁ」
話をそらさないでよ!手紙を書きたいのに!
「お前が夜更かしするから大臣が心配しておったぞ」
じれったくなったリデルは自分から聞くことにした。
「お見合い・・・ですか?」
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