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歳がいってからの子供だったこともあり、父にとって優雅はまさに宝だった。
よく会社に連れてきては、自分の働いてる姿を見せようとした。
子供心ながら、優雅は部下からの人望も暑く、誰にでも分け隔てなく優しい父親が自慢だった。
成果の上がらなかった下積み時代を共に乗り越えてきた仲間を、父は最愛の息子と同じ様に大切にしていた。
特に副社長の千葉とは同じ年頃の子供を持つ親同士、家族ぐるみで付き合っていた。
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