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さて、この簡単な打ち込みだけでも十分にドラムパートを使うことが出来るかと思います。
しかし、リアルにドラムを再現するにはまだまだですね。
次に、音量調整をしてみましょう。
midiには大きく3つの面からヴォリュームをコントロールしています。こういうと語弊があるかも知れませんが、説明の都合上そうさせて頂きます。
その三つとは
・ヴォリュームコントロール
・エクスプレッション
・ヴェロシティ
です。上記二つはコントロールチェンジの操作で変動しますが、ヴェロシティは普通のmidiメッセージです。
用途としては、ヴォリュームコントロールでトラックごとのヴォリュームを設定し、エクスプレッションでクレシェンドなどを表現し、ヴェロシティで1音1音の音の大きさ、そうですね、アクセントやらピアニシモやらを表現します。
さて、ここでパーカッションの種類ごとにヴェロシティをつけてみましょう。
ただ単に音の大きさを設定するのではなく、ランダム関数を使い、リアルさを追求しましょう。
/* ここから */
テンポ170
TR=10
V=127EP=127
~{ど} = {v(Random(110,127))n36,} //Bass-drum
~{た} = {v(Random(100,110))n38,} //Snare2
~{タ} = {v127n38,} //Snare2
~{ぱ} = {v110n49,} //Crash cymbal
~{て} = {v(Random(100,120))n51,} //Ride cymbal
l16
SUB{[32ど]}
l8
ぱ「てた」て「てた」て「てた」て「てた」
て「てた」て「てた」l16タたたたぱたたた
/* ここまで */
どうでしょうか?変わりましたか?
再生環境によってはもっと大袈裟に強弱をつけた方が良いのかも知れません。
これでサウンドフォントなんかと連動させればなかなかリアルになります。がサウンドフォントで音を調整してる場合もあるので音量の設定がムダになる場合もありますが。
さて、なかなかリアルになってきましたね。でもこれではまだまだリアルではありませんね。
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