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次に音の出るタイミングについて考慮しましょう。
確かに、midiは楽譜に沿って正確な演奏をしてくれます。しかし、実際の人間の演奏は必ずしも正確ではありません。64~256分音符ぶんくらいずれていることでしょう。
速い曲ではほんの少し早めのタイミングでノートオンすれば曲に疾走感を出せますし遅い曲で少し遅めのノートオンをすれば曲に重たさを出すことが出来ます。
次に音の高さです。
マリスミゼルのドラムをコピーするにはなんていったって3枚のスプラッシュシンバルです。しかしMicrosoftGSをはじめ、GM企画に対応した音源ではスプラッシュシンバルは55番にしか入っていないのです。
そこで、任意のノートナンバーの音色だけ、ピッチをあげたり下げたりします。ドラムのピッチはNRPN(ノンレジスタードパラメータナンバー)のMSB=24,LSB=NNに管理されています。
これをいじってスプラッシュシンバル3枚を再現します。
~{し} = {v100n55,}
NRPN=24,55,(65)し
NRPN=24,55,(64)し
NRPN=24,55,(63)し
さて、次に定位(パン)です。これもNRPNで設定します。
パンポットを設定することで、音の広がりを再現します。
~{し} = {v100n55,}
NRPN=24,55,(65)NRPN=28,55,(90)し
NRPN=24,55,(64)NRPN=28,55,(64)し
NRPN=24,55,(63)NRPN=28,55,(30)し
さてここまで書いてえぶろふさんもそろそろ疲れましたが、これだけのテクを使えばだいぶリアルな音の出方になると思います。
ちょっと高めのシンセやいいサウンドフォントを使えば結構良い感じに聞こえます。
さらにリアル感を出すのならハイを削ったりノイズを入れるなど音の劣化を演出すればもうそれはリアルそのものです。
これで君もなんちゃってドラマー…!!
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