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『サラさん、これどうにかなりませんかね?』
華美な服を着た見た目は17くらいの少年が自分の着ている服を指さし言った
『なりませんね』
仏頂面でサラと呼ばれた女性が答えた
『父上にもこういう華美な服はやめて欲しいと進言してくれたのではないのですか?』
『致しましたがそれは単なる私の趣味で……』
『趣味……
今サラさんの意外な一面を見た気がする……』
少年は苦笑というよりも少し冷や汗まじりのはにかんだ笑いをする
『なんですか!?
別に構わないではないですか!!
その……
なんというかそちらの方が可愛らしいというか……』
サラは少しうつむき恥ずかしむように言った
『可愛らしいとか言わないで下さい……
男性には可愛いという言葉は禁句です』
少年が少しショックを受けたように頭を抱えていると
『ロキー!!』
ダ~ンと言うけたたましい音同時に
ドレスを着た少女が窓から飛び込んで床に不時着し勢いでドアにぶつかり顔から突っ込んだ…
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