第2章 “安らぎ荘”の住人

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「今日はどんなメニューなのかな? 零君の作る料理なら美味しいから、何でも良いんだけどね。」 と190㎝はある長髪の40代後半の男性が言い、最初に席に着いた。 それから、 「管理人!! まとまった金が手に入ったから、後で半年分の家賃払うよ!!」 とやたらと声の大きな20代前半の女性が席に着く。 続いて、 「零。 今日もきっちり採点してやるから、覚悟しておけよ。」 と上から目線の30代前半の男性が座る。 更に、 「ゼーロちゃん。 ワタシ、お腹ペコペコよ。 早く食べたいヨ。」 と片言な日本語で喋る、零より3歳位幼い年齢の外国の女の子がちょこんと座った。 そして最後に、 「零の兄貴。 本日は卒業おめでとうございます。 食事が終わったら、卒業パーティーを準備しますんで、楽しみにしといて下さい。」 と舎弟肌バリバリの少年が席に着いた。
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