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最後に、
「俺は零の兄貴の一の子分で、海山 奏(うみやま かなで)と申します。
未熟者ですが、よろしくお願いいたします。」
と奏が自己紹介を終えた。
その直後、文一さんがアイカを見て、
「零、俺達に何か言う事は無いか?」
と疑惑たっぷりに俺に告げた。
俺はごまかそうか迷ったが、すぐにばれてしまうので、話す事にした。
「実は、アイカは『天使』なんだ。
文一さんは『心眼』の持ち主だから、アイカの本質が見えたんだろ?
ワタルさんは『サトリ』の能力があるから、俺の心を読んで理解してるだろうし、ハルカさんは実家がお寺だから霊感が強くて、アイカの存在を普通の人とは違って感じたんだろう。
メリッサちゃんは一族が代々『エクソシスト』をやっているから、『天使』の存在を肌で感じてる。
そして、奏は昔『天使』に助けられた事があるから、アイカから助けてくれた『天使』と同じ気配がしてるんだ。」
とアイカにみんなの事を説明しながら、みんなに本当の事を話した。
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