流れる月日

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「合格してる!」 自分よりも母のほうが嬉しそうだ… 某国立大学の医学部に合格した。 もしも父が生きていたならなんと言っただろうか… たぶん、嬉しそうな顔でおめでとうっと一言だけ言ってくれたんじゃないかな…? 父はいかにも昔の固い父親というような感じだったのに、医者になること以外は基本的に自由だった。 そんな父のおかげで唯に出会うことができた。 いまでも思い出せる…あの一年間のことを…
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