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無意識のうちに走って階段を降りた
人垣が出来てて歌ってる人は見えなかった
でも、その声は唯そのままだった…
そして歌っていた曲があなたの唄だったんだ…
僕は夢中で人を押しのけて一番前まで行った
そこで歌っていたのは、まだ高校生になってすぐぐらいの女の子だった…
彼女の表情を見た瞬間僕ははっとした
本当に…本当に楽しそうに歌っていたから…
その表情はまるで音楽って楽しいもんなんだよって教えてくれてるようだった
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