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とにかく、さおりはケンジにベタ惚れ。
ケンジの身の回りの世話をしている、そんな健気なさおりを愛おしく感じた。
それから半年が過ぎたある日…
さおりが二度目の妊娠。
まだ、14歳…
次こそは生むと決心しているさおり…
親達は猛反対。
でもさおりの意思は固かった…
ケンジは悩んでいる様子だった…
さおりの人生をダメにしてしまうのではないか…
俺にさおりと子供を守って行ける力があるのだろうか…
アタシは生んで欲しかった…さおりのあんな辛そうな顔はもう二度と見たくない…
でも決めるのはさおりとケンジだ…
ただ決断を待つしかない…
時間だけが過ぎていった…
もうすぐさおりのお腹の中の赤ちゃんは3ヶ月になろうとしていた。
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