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ケンジは決断した…
「今回は諦めよう…俺に二人を守っていく力がまだない…
収入が少なすぎる…
さおりへの負担が大き過ぎる…
さおりがちゃんと中学を卒業したら結婚しよう。
さおりを愛しているから14歳のお前に苦労させる訳にはいかない…
分かってくれ…」
泣きながら土下座をするケンジ…
こんなケンジを見るのは初めてだった…
アタシもマサユキも
びっくりだった…
さおりは泣きじゃくり…
もぅ死にたいと…
この小さな命を守りたいと…
アパートを飛び出しさおりはそのまま帰って来なかった…
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